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バーチャルプロダクション

『バーチャルプロダクション』とは、CGとリアルの被写体を組み合わせて撮影することで、本来は撮影後に必要となるポストプロダクション工程(CG・合成)をリアルタイム化し、制作フローを大きく効率化する手法です。

バーチャルプロダクションでは、すべてスタジオ内で撮影が完結するため、時間や天候に撮影スケジュールが左右されず、3DCGで制作された背景によって現実世界では表現不可能なスケール・ロケーションでの映像撮影が可能となります。これにより、ロケ地の選定や移動などにかかる撮影コストの削減や、リアルタイムで合成映像が出力できることによる制作時間の短縮などのメリットが得られます。

バーチャルプロダクション制作において必須となる3DCGのアセット制作(背景・建築物等)をはじめ、実際の撮影現場での運用ディレクション・オペレーション(ゲームエンジンの操作、カメラトラッキングシステムの施工等)の実績が豊富な人員を揃えております。

本サービスは、エンターテインメントにおけるVX(バーチャルトランスフォーメーション)を実現するためのサポートをいたします。

映像制作でバーチャルプロダクションの活用をお考えの際は、ぜひ弊社にご相談ください。

バーチャルプロダクション対応事例

  • 【王様戦隊キングオージャー】CGアセット制作(トウフ国)/バーチャルプロダクション運用ディレクション・オペレーション

    東映株式会社 様番組公式ページ
    https://www.toei.co.jp/tv/king-ohger/index.html
    テレビ朝日 様番組公式ページ
    https://www.tv-asahi.co.jp/king-ohger/
    テレビ朝日スーパーヒーロータイム YouTubeチャンネル
    https://www.youtube.com/c/tvasahisuperherotime
    東映特撮YouTube Official
    https://www.youtube.com/@TTYO

提供サービス内容

弊社では、バーチャルプロダクション関連サービスとして、下記の内容を提供しております。

バーチャルプロダクション運用支援(Unreal Engine、Live合成、キャラクター)

制作したアセットを実際の撮影現場で運用するために必要な、オペレーション・ディレクションを行う人員を派遣いたします。カットごとに最適化が必要となる3D背景側のアングル調整や照明の調整などを、監督と連携して対応いたします。

  • クロマキーLive合成/インカメラVFX/xR Live合成 技術説明動画

3DCGモデリング、3DCGアセット制作(キャラクター、背景、その他アセット)

ゲームエンジン『Unreal Engine』をベースとした3D背景アセットを、作品の世界観に合わせてオーダーメイドで制作可能です。和風、洋風、中世、現代などのコンセプトから全体的なセットを構築し、建物や小物の配置、照明の設定を行います。
また、3Dキャラクターのモデリング・セットアップも行っております。実写撮影はもちろん、すべてが3D内で完結するメタバース案件でもご利用いただけます。
※Unityベースの案件にも対応可能です。

アセット制作実績:https://i-pairs.co.jp/works/visual-contents/

モーション制作(モーションキャプチャーポリッシュ、手付け)

3Dキャラクターを活用した映像制作で必要となる動き(モーション)を、モーションキャプチャーを活用して制作いたします。TV番組やキャラクターライブなどで豊富な実績を持つアイ・ペアーズのモーション制作は、撮って出しではなく、指先ひとつひとつまで職人の手で仕上げられた高品質なモーションを納品いたします。

モーション制作実績:https://i-pairs.co.jp/works/mocap/

バーチャルライブ制作(キャラクター、Vtuber、音声合成)

3Dのキャラクターモデルを使用した映像投影型ライブイベントの映像制作や技術サポートを行います。バーチャルライブイベントに必要な技術・ノウハウのご提供から、素材制作、ステージの機材設営、イベント中の映像・音響のオペレーションまで一括でサポートいたします。

サービスページはこちら

バーチャルライブ制作実績:https://i-pairs.co.jp/works/live-event/

バーチャルプロダクションとは

バーチャルプロダクションの代表的な手法としては、背面に大型のLEDディスプレイを配置し、3DCG背景が表示されたディスプレイの前で現実の役者が演技をする方式です。実際に映像で使われる背景を役者が確認できるため、演技する際のイメージが把握しやすいというメリットがあります。
この方式はもっとも現実的なライティングが可能となるため、「合成感」が限りなく低減できる事もメリットです。

従来の合成手法であったグリーンバックを活用したリアルタイム合成の手法もあり、こちらはカメラトラッキングシステムを導入することで3DCGの視差効果をリアルタイムで再現することができるため、よりリアリティのある3DCG映像が収録可能です。
また、引きの映像などでLEDディスプレイの範囲外にカメラアングルが来る場合などは、こちらが活用されています。

どちらの手法でも、本来は後工程であったVFX編集を撮影中のカメラ内で(ほぼ)完結できるという特長があり、「インカメラVFX」と呼ばれる場合もあります。